補助金申請の「ここ」がめんどくさい

補助金は事業の成長を後押ししてくれる心強い制度(その事業に必要な費用の1/2~2/3出してくれるのが目安)ですが、いざ申請するとなると、こんなに大変なのかと感じられる事業主が少なくありません。

申請自体は事業主ご本人でも可能ですが、多くの方が途中で挫折しそうになる理由があります。

本コラムでは、補助金申請の“めんどくささ”をあえて正面から取り上げ、申請をスムーズに進めるためのポイントと合わせてご紹介します。

1.公募要領が複雑

「公募要領」とはルールブック兼手続きのマニュアルです。
補助金の公募要領は十数ページ、ものによっては数十ページに及ぶことがあり、お役所的な専門用語もたくさん出てきます。

「機械設備等導入費」「特定事業者」「補助事業者」「交付決定日以降」「収益納付」など、理解できそうでできない言い回し、似ているけれど違う意味なども多く、読み込みに時間を要します。

例えば、「小規模事業者持続化補助金」と書くと、名前からして中小零細企業がなんとか経営を続けていけるようお金を出してくれるのかと思いきや、実際は販路を拡大し積極的に経営する事業者向けの補助金で、経営の現状維持とは無縁の内容だったりします。

加えて補助金ごとにルールが細々と異なりますし、同じ補助金でも公募のたびにルールが変わったりします。

2.書類の作成に細かさが求められる

特に小規模事業者持続化補助金や事業再構築補助金では、事業の課題、目標数値、販路開拓の具体性など、かなり深いレベルの説明が求められます。
普段から事業計画(どう商売して行くか)を文章化していない事業者にとって、「想いはあるが言葉にするのに時間がかかる」「想いと数字の整合性を取るのが難しい」といった壁に直面することが多いです。

3.添付書類の収集が意外と手間

見積書、図面、契約書、登記事項証明書、法人の決算書など、添付書類の種類が多岐にわたります。
さらに、補助金によっては「見積書は2社以上」「相見積りの理由書が必要」「特定の経費は税抜き・税込の区分が決まっている」など、細かなルールが設定されています。
気付いたら書類集めに数日かかってしまうことも珍しくありません。

4.電子申請システム(jGrants)が意外とクセがある

現在多くの補助金が電子申請に移行していますが、この jGrants やGビズIDの仕組みが分かりづらく、ログイン設定や初期登録でつまずく方が多数おられます。
また、申請期限直前はアクセスが集中し、画面が動かない・アップロードできないなどのトラブルも起こりがちです。
ITは本当に便利ですが、うまく行かない時のストレスと言ったら…

5.誤記や形式不備で“そもそも審査されない”ことも

補助金は、書類の内容以前に、形式不備(添付漏れ、ファイル形式違い、文字数制限超過、押印の要不要のミスなど)があると、審査対象にすらならない場合があります。
せっかく準備したのに、ほんの小さなミスで不採択となるのは大きな損失です。

6.そもそも正解が無い

補助金の出る、出ないは競争で決まり、同じ時期に申請した他の事業者と比べられ、優れていると判断された計画から順番に選ばれて行きます。

つまり公募要領通りに正しく書いても「競争に参加する権利」を得ただけで、勝てるかどうかは別問題です。

その上で「こういうところが重視されますよ」「こういうことを計画に組み込むと加点されますよ」という案内はありますが、採点の結果何点だったか、落ちた場合の理由は何だったのか、の説明もありません。

7. 期間が長い

公募の開始から補助事業の終了まで4~16ヶ月程度かかります。
補助金を使った事業が終わった後に、どの程度実行できたのか報告書提出の義務があったりもします。

行政書士に依頼するメリット

まず補助金の申請はルール上、事業主ご本人だけでもできます。

しかし補助金申請は「やってみると相当面倒」というのが実情です。そこで、多くの事業者が行政書士に依頼される理由は次の通りです。

  1. 制度理解の時間を節約できる
    公募要領の解読や要件確認をプロが行うため、事業者の負担が大幅に軽減します。
  2. 事業計画を“審査側に伝わる文章”に仕上げられる
    行政書士は論理構成・根拠整理・文章化の専門家でもあります。審査ポイントを押さえた書き方で、採択率向上が期待できます。
  3. 書類不備リスクの削減
    提出形式・添付書類・期限管理など、ミスが許されない部分をプロがチェックします。
  4. 事業者は本業に集中できる
    申請に何十時間と取られるより、プロに任せて本業に注力した方が全体の効率が良いケースが多くあります。

迷ったら早めに専門家へ

補助金は、適切に活用すれば事業成長の大きな追い風となります。

一方で、手続きの煩雑さから申請に踏み切れない、または途中で断念される事業者様が少なくありません。

「興味はあるけれど準備が進まない」「事業計画のまとめ方が不安」と感じられた際は、どうぞお気軽にご相談ください。

ネクスト・ブリッジ行政書士事務所では、事業者様の想いを丁寧に伺い、最適な補助金選びから申請書作成まで一貫してサポートいたします。
→補助金サポートの詳細

最後に

中小企業庁等のホームページや公募要領をご覧になった方は感じたと思いますが、不正受給許すまじ!という姿勢が強く打ち出されています。

当事務所でも「本来の目的と違う使い道」「お金さえ引っ張ってくれればいいんだ」という依頼は受けるつもりがございませんので、ご承知おきくださいませ。

次回のコラムでは「行政書士の助け、特に要らないんだけど」という私の立場からすると身も蓋もない補助金をご案内する予定ですのでご期待ください。

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